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December 2011

2011.12.04

20111204 運

運が良い運が悪い

自分のことを「強運だ」とか思っている人なんかほとんどいなくて、
自分にもうちょっと運があればなぁと思いながら日々生活している人がほとんどなのではないでしょうか。
私もあんまり真剣にかんがえてないけど自分に対しての運の評価はそんな感じです。


がんばって早く起きて、電車通勤なので、必ず座れるように駅のホームに並ぶ。
電車が来て何とか座れた。
―――こういうのは運ではなく、努力だと思う。


がんばって早く起きて、電車通勤なので、必ず座れるように駅のホームに並ぶ。
電車が来て座れなかった。
―――これは運なのでしょうが、更なる努力(もっと早く起きる)でどうにかなる可能性は高くなるものです。
   運というものに依存してる割合はまだまだ多くないと考えてしまいます。


では何が運かというと、
がんばって早く起きて、電車通勤なので、必ず座れるように駅のホームに並ぶ。
電車が来てなんとか座れた。でも次の駅で「すっぱいおじさん」が横に座ってしまった。
―――これは運でしょう。どうしようもない。


こんなプチ不運を日々感じながら自分の運の量?質?タイミング?に憤っているのではないでしょうか?

運の良い状況を考えるときに
圧倒的な利益が突然もたらされる的な幸運(宝くじあたり感)をまずは考えるとおもいます。
こんな状況になったこともなく、そんなことになったことを聞くこともなかなかないことです。
あったら逆に怖いくらいですね。

これが圧倒的なプチ利益が突然もたらされる的な幸運(アイス当り3連続とか)であると、
ありそうだけど、利益がプチすぎてなんかほほえましいです。

でも、両者とも運だと思います。


逆に、悪いことを回避できたという意味での強運もあります。

工事現場で搬入作業中の7階、
外廊下ももちろん工事中で、消火栓が設置されていなかった。
設置されてなかったのは後からわかったことなのだけど、
つまり、そこにはあるはずの壁がなく、ただ開口だけになっていた。
通常、人が落ちるのを避けるために柵なり、シートなりを張ってあるものだけど、
その日はそれがなかった。つまり地面(7階の外廊下面)の先は柵もなく空中になっていた。

通常であれば物が落ちる可能性も考えて、ネットなどをフロアごと水平に張ってあったりもするのだけど、
またまたたまたまそれもなかった。

つまり、壁のない通路の先はもちろん空中で、その下は1Fの地面となっていた。
落ちたら大変なことです。

その大変なところへ、足を踏み外し落ちそうになったというか落ちた。
体は建物の外で、足が躓くように落ちたので頭から落ちて逆さまになった。
その瞬間は「あれ俺なんでこけたんだろう」だった。
でも、落下することはなかった。
7Fの通路の鉄筋に靴の紐が引っかかって宙ぶらりん。
首を伸ばして見上げると(実際は下を見てるんだけど)頭の先には1Fの地面がとおくに見えた。

たすかった。生きてた。
普段はかかとをつぶして履いている靴をたまたまきちんとはいていて、
その靴の紐が鉄筋に引っかかった。
靴の紐だけで全体重を支えて、足首は少しひねって痛かったけど、なんともなく助かった。


これも運でしょう。

利益がもたらされるだけが運ではなく、不利益を回避できたという運もある。
共通するのは
希望する(しない)状況に対する
努力や経験、情報、知識などなど、
人が出来ること、
それらを無視した結果をもたらすものが運なのでしょう。

だから、普段ちょっとづつ「運が悪いなぁ」程度のことは努力や気の持ちようでどうにかなってしまうのでしょう。
というより、ポジティブに努力してから言えということでしょうか?


運についてかんがえたら、すっぱい結果になってしまいました。

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