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2006.12.09

真実かどうかは自分の定規で測るしかないのだ

12月です。
暖かい12月。

風は冷たくなく、
雨が降ると何となく暖かくも感じられます。

南のほうはそんなものなのかと、
周りの人に聞いてみたら、

「ことしは暖かいね」だって。


そういえば、栃木に行った最初の年の冬、
11月23日に初雪で、その冬はそれから
「こんなに降るものなのか」と思うほど雪が降った。

「やっぱり雪がすごいねぇ~」と周りの人に言うと、

「去年はそうでもなかった、今年は特にだよ」 と言われた気がする。


なんか、知らない土地で
初めてだと思って、だまされてる?
自然に。

ちなみに栃木では、
「風花」(カザハナ:青空に雪が舞うあれ)のことを「ふっかける」というらしい。
たしかにみんなそんなふうに言っていた。
そして猫柳のことを「ちんころたんころ」と主張する人もいた。
これもだまされてなければいいけど。


全く関係ないけど、
冬で栃木といえば、
キュウイを思い出す。

こぶしよりふた周りぐらい小さく
茶色で全体が毛に覆われていて
中身は緑と白と黒い粒々な
あのキュウイです。フルーツの。


栃木ではじめての冬、
様子を理解するために、
敷地内を見て回っていたときです。

古い建物の向こう側、
枯れて倒れた草の間に
大量のねずみの死体が転がっていると思って、
つま先でつついて転がしてみると、
そいつには頭も尻尾もついていない。

なにかがおかしい?と目線を少し上に上げると、
藤棚のようなところに同じものが中吊りになって、
さらに大量にぶら下がっていた。

「キュウイだー!!」
と、新しいおもちゃを手に入れた子供のように
喜びながらみんなに報告すると、

「ええ、キュウイです」
と冷ややかな反応。

みんな知っていたのか?
知らなかったのは俺だけか?
君たちは普通なのか?
敷地内にキュウイがあって?
食べようとは思わないのか?
とか、いろいろ聞いてみると。

そのキュウイは昔、
会社が儲からないころ、
当時の社長からボーナスの代わりに
支給されたことがあったらしい。


それは反応が悪いわけだ。


未知の場所に意外なものを発見したけれど、
自分以外はその存在を知っていて、
そしてそれがちょっと面白いけど
思い出したくない過去であった
という体験はとても貴重なものでした。


その後、ビス箱に大量に収穫したけれど、
すっぱくてすぐには食べることが出来なかった。

おじさんたちに
黒いビニールに入れておくと甘くなる
ということを教えてもらったので、
ゴミ袋(黒)に入れて保管。
たしか1週間ぐらいで甘くなった。


そこで、
すっぱいキュウイを甘くする方法まで知っているということは、
ボーナスで支給された話はホントだったのかも
と、思う。
  
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
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でも、


それらが真実かどうか

ということは

『自分がだまされてるかもしれない』

ということを除けば、

どっちでもいいことなのだ。

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Comments

いやはや、お久しぶりです。
しばらく更新なかったんでどうしてるかと思ってました。
相変わらず元気そうで(?)なによりです。

しかし”茄子”支給…。いやキュウイか。
ご存知かと思いますが、例年にもれず会社では今年も
”茄子”を巡り色んな事が起こりました。
見るのも面倒くさい猿芝居をよくもまぁ毎年毎年…。
そりゃもういい加減にしてほしいワケですが

キュウイよりマシかぁ…。
と思ってしまった自分は確実に何かを失っていっている
のでしょう。

そちらは例外的に?暖かいそうで。

こちらはとてもサムイいですよ。
季節だけの所為でないのは
言わずもがな。ですね。

Posted by: ナガる | 2006.12.11 23:07

はい、げんきですよぉ

そーなのです。更新久しぶりでした。
いろんなことがあれば細かくやるのですが、
時事ネタとかはあまり書くつもりもないので、
何にもないと更新に困ります。
12月中に一度は更新しなければと思い、
過去の話などを書いてみたわけです。


あ、あと、コメントはブログ管理者(まあ、俺ですが)の
承認がなければ表示されないようになっています。
コメントが入るとその内容メールが携帯に転送されるので、
どんなコメントが入ったかを
すぐに確認することは出来るのですが、
ブログに反映させるには
パソコンでの作業が必要なため
少し時間がかかります。

コメントとして適切でないものは
表示させないようにしてますし・・・


そんなことなので、
『comments(0)』だからといって、
けっして、誰も見ていない
寂しいブログではないのですよ。
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  ・
まあ、
どれだけの人が見に来てるかとか、
誰もコメントしてないとか、
そんなのが、どんなことになってようと、

やはり

どうでもいいことなのだ。


でも「コメントが入ると嬉しい」という
自分の感覚(感情)だけはたしかなのだ。

Posted by: 管理者であるかどうかもどうでもいいことなのか? | 2006.12.11 23:41

なるほど。
システムの問題?時間かかりすぎると受け付けないのか?
とか色々考えた挙句。
”まぁ、俺のコメントなんかどうでもいいか”
的な。
でもこれで一安心
的な。

ではまた、ですね。

Posted by: ナガる | 2006.12.12 10:53

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